(海外)Kobo touch 販売台数 10万台突破!

Japan Timesに、Kobo Touch(コボタッチ)の発売開始後の記事があったので、翻訳してみます。

Despite flaws, Rakuten is 1-0 against Amazon in Japan's e-book wars
(不備はあったが、楽天は、日本の電子書籍戦争でアマゾンに対し1-0とした)

元記事 : 2012/8/15


日本最大のオンラインショッピングモールであり、グローバルなビジネスを展開を目論むアマゾン・ジャパンのライバルである楽天が、長い間、発売を期待されているアマゾンのキンドルの機制を制して、7月19日に初めての電子書籍リーダー、楽天Kobo touch(コボタッチ)を発売開始しました。

6月26日、期を同じくして、アマゾン・ジャパンは電子書籍リーダーKindleの発売が間もない事を、公式サイトで発表し、楽天も、間もなく電子書籍リーダーの発売をする、というアナウンスの為のプロモーションサイトを立ち上げた。その1ページで構成されるサイトは、いかにも急造のものでありました。


次いで7月2日、楽天Kobo touchが、プレスカンファレンスで紹介され、7月19日にその配送が開始されました。


アマゾンのプロモーションサイトでは、Kindleの日本発売日がまだ公開されていない一方で、楽天のKobo touchでの素早い動きは、消費者を驚かせている。またその7,980円という、アマゾンの最新のKindle touchの99ドルに程近い価格も、既存の日本の電子書籍リーダーには驚異となるでしょう。

その価格と、縦書きの等の日本語テキストのサポートが、Knidleより優れているのが約束されている事は人気を集め、既に10万台のKobo デバイスが売れました。

楽天 kobo touch 電子書籍リーダー レビュー

しかしながら、発売日に、いくつかのソフトウェアの問題が発生しました。

PCの上でセット・アップ・アプリケーションをインストールする事ができないような問題、ログインの問題、セット・アップが終了しない、またユーザが日本語のログイン名を使用している場合に、アプリケーションが動かない等のトラブルが、楽天のレビューページに溢れ返り、1つ星の評価が大部分を占める事となりました。


また、報告されたのは、ソフトウェアの欠陥だけではありませんでした。

検索システムでも問題があり、明らかに入手可能な書籍が見つからなかったり、日本語書籍ではなく、外国語の書籍の検索結果を返したりもしました。


書籍の取り揃えが、約束されていた数に不足していた事もまた批判されました。


楽天は、サービスが30,000冊の書籍で始まるだろうと発表していました。しかし、20,000未満でのサービス開始となりました。また、それらのうちの12,000は、青空文庫(著作権の切れた本の無料書籍プロジェクト)のものからで、実際には、わずか約8,000冊の本のみが購入可能な書籍の数でした。

楽天は、今現在も、7月末までには3万冊、8月後半までに6万冊、年末までには20万冊の取り扱いを発表しています。今日現在、2万6千冊しか入手可能な本はありません。

更に悪い事に、7月23日に、Kobo Touchのサイトの評価レビューを削除した為に、ユーザを更に怒らせる事となりました。楽天へ店舗を構えているShopの多くが、いづれネガティブなレビューの削除をしたがるに違いありません。

楽天の自社製品がのみレビューを隠す事ができるという事は、楽天モールと、そのレビューのシステムの信頼を損ねる事となるでしょう。

批判を収める為に、楽天のCEO三木谷浩史が、東洋経済社、日経ビジネスを含む、いくつかのビジネス・メディア・サイトにおいて「Kobo touchの発売開始は成功した。」と発言し、また「私は、レビューのページを消すように命令した。何故なら、我々は既にそれらの問題を解決したので、それらのネガティブなレビューは、今は正しくとは言えないからです。殆どのユーザは大丈夫なはず。2000~3000人くらいが批判をしていただけでしょう。」とも語りました。

楽天Kobo touch アマゾン Kindle レビュー


これらのインタビューで、三木谷氏は出版社へ向けて、すべてが予定通り進んでいますというメッセージを送りたかったのだと推測します。

Koboストアで購入可能なeブックの数が、計画通りに増えていない理由は、恐らく、いくつかの出版者がデジタル形式での本を提供しないからだと推測されます。
出版社達は、楽天のKobo touchに乗っかる価値があるかどうかを見極めている所でしょう。


三木谷氏はインタビューで、彼はアマゾン・キンドルに関心がないと発言しました。

しかし、楽天のKobo touchが、不完全なサービスであるにも関わらず、これだけ迅速に動き始めたのは、日本の電子書籍市場で、アマゾンの先手を取りたかったという事を強く示しているように思われます。

アメリカと英国において、かなりポピュラーにもかかわらず、アマゾン・キンドル及び、その電子書籍ストアは、まだ日本市場に出ていません。また、その2007年にアメリカで発売されて以来、日経および他のビジネス・メディアに繰り返し、いくつかの日本の出版者がアマゾンと契約したという、ニュースが漏れたりしました。


しかし、他のメディアがその契約を確認しようとした時、指名された出版社の全てが、そのような契約に関して否定するか、何のコメントも述べませんでした。


推測ではありますが、これらのリークや否定は、その他の会社がアマゾンとの契約をする事によって、置き去りにされたくない日本の出版社達の間の憶測、妄想を促進する、アマゾンによる戦術であるかもしれません。


しかしながら、書籍の価格のコントロールを可能にする、アマゾンの米国における契約システムは、日本の出版社には受け入れ難いものかもしれません。キンドルの発売日の公表をアマゾンが躊躇っているのは、出版社とのネゴシエーションが、上手く運んでいないからとも思われます。

楽天 kobo touch 電子書籍リーダー 評価 評判

昨年まで、日本は世界で最大のeブック市場でしたが、それはメジャーとは言えないコミックを、普通の携帯電話で読む事が主でした。電子書籍専用端末で従来の本(例えば、非コミック)を読む事が、日本でポピュラーな読書方法になるだろうかどうかは、未だ確かではありません。


日本の再販価格維持制度が割引からペーパーバックを保護するとともに、相当量の既存の出版契約が、口述、またはデジタルバージョンをカバーしていない為、出版社は可能な限り、デジタルへの移行を遅らせるべきほうが賢明なのです。


電子書籍リーダーに、楽天Kobo touchがあり、Sonyもある、そしてアマゾンからも間も無く発売される、結果として、ユーザの為になる競争が繰り広げられるならば、消費者にとってとても良い事に思われます


しかし、同時に、日本の出版者の権謀術数は、電子書籍革命をもう少しさらに遅らせるかもしれません。


私たちは、アマゾン日本の「間も無く発売」が本当に「間も無く」かどうかを知る事となるでしょう。




以上、楽天Kobo touchとアマゾンKindle、そしてそれに取り巻く出版社の記事でした。
なかなか日本の出版業界の環境を汲んだ面白い記事かと思われます。


「間も無く」がいつになるか、我々も見守っていきましょう^^

ではでは

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