楽天kobo touch(glo) E Ink(イーインク)とは?

E ink(イーインク)の歴史E ink(イーインク)は米マサチューセッツ州のベンチャー企業( E Ink Corporation)が開発した超薄型ディスプレイの名称で企業名や商標にもなっております

2009年に台湾の会社(
元太科技工業有限公司 本社:台湾新竹市)に買収され現在はE Ink社となりました。

その後E Ink社は電子ペーパー技術の世界的リーダーとなり、その技術は、多くのコンシューマー分野や工業分野の製品にとって理想的な性能をもち、その応用範囲は、携帯端末、電子ブック・リーダー、電子新聞用リーダー、PCの周辺機器、公共表示ディスプレイやプロモーション用ディスプレイと多岐に渡っております。

日本ではフラットパネル・ディスプレイ業界向けカラーフィルタ市場シェア世界第1位の凸版印刷株式会社が、早くからその技術に注目し、2001年5月にはカラー電子ペーパーの開発で戦略的提携を行ない、500万米ドルの出資も行っております。

これだけ早くこの技術に日本の企業が目を付けながらも、電子書籍普及で出遅れてしまったのは悲しいことです。また調べてみると、まだE ink(イーインク)が世界でそこまで注目されていない時期に日本人の副社長がE ink社に存在した事もあり、その事実がまた惜しさを倍増させます。

E ink元副社長(現電子ペーパー・電子書籍関連のコンサルティング会社、Project Far East社長)の桑田良輔氏は、朝日新聞へのインタビューで以下の様に答えています。

「04年4月に日本で発売されたソニーの電子ブック端末「リブリエ」の立ち上げを、E Ink側の責任者として担当しました。E Inkの電子ペーパー技術を使い、世界で初めて量産化された商品だったのですが、結果的に1万台も売れなかった。」

日本には複雑な流通網や、販売価格の自由度を認めない再販制度という、世界に類を見ない独自ルールがある。そういう意味で当時の日本は、電子書籍市場を世界で初めて立ち上げる国としてふさわしくなかったのかもしれません。 」

出版関係者や政府などがもう少し、先駆者としてのソニーやパナソニックなどに協力や支援をしていたら、日本は今ごろ、電子出版の先進国になっていたかもしれない。 」と。

今後、この市場がどれだけ成長するか分かりませんが、電子書籍リーダーで世界をリードする端末がE inkの技術を採用している事を鑑みると逃した魚は大きいと思われます。

※凸版印刷社によるEink技術を用いた地下鉄内での広告実験
 

E ink(イーインク)の特徴



1. 紙の様な見易さ
紙と同じく反射型の表示で、180度近い視野角、新聞紙より高いコントラスト、暗い室内や直射日光の室外など照明条件に左右されない視認性を持ちます。目に優しい技術です。

2.超低消費電力
 一度表示された画像の保持には基本的に電力が不要なので、一般的な読む用途においては、通常の反射型LCDに比べて1/10程度の電力消費となります。楽天kobo touchで充電が約1月不要となっておりますが、この技術のたまものです。

3.軽量・薄型
ガラス基板でなく樹脂基材の前面板を用い、偏光板が不要なシンプルな構成であるため、LCDの約半分の薄さと軽さのパネル表示部を実現。薄く軽量で紙のように折り曲げることができます。

下図はE ink(イーインク)の文字表示の仕組みの解説図です。

 
※画像 凸版印刷社様公式より

簡単に言うと、白色と黒色の粒子を、流体を収めたマイクロカプセル中で、電界によって移動させる事で白と黒の表示を行ないます。一度動かせば、後は電流は必要ないので電力を消費しません。

カラー化


2010年末に、Eink社よりディスプレイ分野の展示会「2010 FPD インターナショナル」でカラー電子ペーパー E Ink Triton が発表されました。E Inkの特長である、紙同様の読みやすさ、消費電力の少なさ、直射日光下でも高い視認性(むしろ直射日光下のほうが読みやすい)などはそのままに、数千色のカラー表示が可能としています。



電子書籍リーダーKindleで、次のモデルではカラー電子ペーパーが搭載されるとの事ですのでKoboでも今後対応される事を期待します。

 ただ現状では

「画素ごとに色の異なるカラーフィルタを重ねることで実現されるが、白黒では反射光を利用しているために40%だった白色の反射率が、赤・緑・青の3つのカラーフィルタからの反射光の合成によって白色を作るために13%程度にまで落ちて、暗い画面になるのが欠点である。」(wikipediaより)

とういう問題点がある為、カラー化に関しては発展途上といったところのようです。



富士通が2009年に発売した世界初のカラーEink搭載端末FLEPia
スクリーン 8インチ(768×1024ピクセル)
本体サイズ 158(幅)×240(高さ)×12.5(厚さ)
重さ 385グラム
書き換え速度 64色なら1.8秒、4096色なら5秒 26万色なら8秒

モノクロの電子書籍なら64色、カラーの写真なら26万色など、コンテンツに合わせて切り替え可能。

動画でもその高性能さが伝わります。


ただし、お値段10万円。これでは誰も買えないですね。ただ今現在でも取り扱いはあるようです。

また最近ECTACO社が、jetBookというカラー対応のリーダーをだしましたが、500ドルです。半額くらいにはなってきました。



ただ電子書籍端末の普及価格帯は1万円未満といった感じだと思いますので、まだまだ時間が掛かりそうです。


ではでは



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相互リンクのお願い
はじめまして。E-inkのこと、しっかり書いてあり勉強になりました。
当方もキンドル関連のサイトを運営しております。
宜しければ相互リンクして頂けますと助かります。
貴ブログはすでに当サイトのリンク集に載せさせて頂きました。
お手数ですがよろしくお願いいたします。
Re: 相互リンクのお願い
すみません
サイトのUrlをお教えて頂けますでしょうか。

あすとりにっき

> はじめまして。E-inkのこと、しっかり書いてあり勉強になりました。
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