楽天kobo(glo) touch の今後の戦略

楽天のkoboを使った今後の戦略に関して

三木谷社長のインタビューから楽天のkobo戦略を推測する。

以下は週間朝日でのインタビューより抜粋。

「電子書籍は出版業界が復活する大きな起爆剤になると思っている。日本のコンテンツを海外に
輸出することで、出版界に貢献できる。電子書籍端末の登場は「革命」だと思います。」


「我々は日本の会社。出版業界と共存共栄でやっていきたい。出版業界の売り上げが増え、楽天
も大きくなり、読者も喜ぶ。そういう関係になりたい。」


「ジャンルは多岐にわたっている。古い書籍を入れて300万冊ある。マンガは世界中に配信したい。
大きなビジネスになりますよ。Koboは多言語対応ができ、言語フォントも変えられる。翻訳などコ
ンテンツの規格変換について楽天で請け負う用意がある。」

「日本の書籍市場はいま約9千億円。早ければ5年で半分の4500億円は電子書籍になると考えて
いる。」(週刊朝日より)

これらのインタビューから、序盤は楽天が既得権益者と対立する事無く、お互いWinWinの関係を
築いて行きたい
との三木谷社長の思いが強く読み取れます。


 


書籍電子化の流れに強く危機感を抱く日本の出版社との関係が楽天koboの普及には欠かせない
と認識しているからでしょう。電子化の流れが津波のように、一度に日本市場を飲み込むとは考え
難いので、今後数年は既得権益者に迎合する形での戦略は正しい選択でしょう。


数年経ち、電子化の流れが、これら既得権益者に止められない程大きいものになった時には、こ
の力関係は必ず逆転します。それまでは初期のコンテンツの充実を考慮すれば、楽天は共存共栄
を強調ていくものと思われます。

3年後か5年後か7年後かはわからないが、北米でそうなったように、日本でも出版市場の30~50
%程度が電子化してもおかしくはない


とも三木谷氏自身が語っておりますので、5,6年は我慢し、電子化の普及をまずは目指すものと
思われます。

電子書籍市場で勝ち抜くには、コンテンツの充実以外に端末の普及も至上命題です。


携帯電話のように外部ネットワーク性が、直接的に利用者に利益をもたらす機器では無いですが
普及すればそれだけ、取り扱える書籍も増えるでしょうし、それに付随するサービスも充実する
(サービスやインフラに投資ができる)はずです。


この点に関しても「端末で大幅な利益をあげるのではなく、まずはマーケットを拡大したい」と三木
谷社長は答えております。


方向性は間違っていないはずです。ただ未発売にも関わらず現状Kindleの方が知名度では
楽天koboを圧倒していますので、Kindle発売後は楽天としては暫くの間、苦しい戦いが予想されます。


User本位で、良いサービスを粘り強く提供し続けられるか、そして先手を打って動けるかどうかが
鍵となります。劣勢をひっくり返すには、ソフトバンクの孫社長のように、多少奇抜で強引な手法
も時に必要になってくる
と思います。

 

発売決定時の記事でも書きましたが、海外市場同様にAmazonのカウンターパートとみなされれば、Kin
dleに怯える国内の指示は集まる
と思いますのでそのアドバンテージを最大限に活かし、5年くらいの中期
スパンで考え、コボタッチに是非今の知名度を覆して欲しいものです。

楽天は社内公用語を英語にし、今後本社一部を海外に移転するのではないとの憶測も出ています。
ネットモール市場でもRakuten Globalを展開し、各国語の対応を行っています。

このkoboタッチが日本電子書籍市場でイニシアティブを取れるようになれば、現在も既に存在する
koboの海外での電子書籍市場も高めていけるものと思われます(道は険しいですが)。

kobo買収した日に下記の様に三木谷氏は発言しております。

「出版、そして書籍の歴史が変わる重要な日だ」――2011年度第3四半期決算発表会の場にて。

日本では電子書籍元年と言われて、もう数年盛り上がりも無く時間だけが経過しておりますが、こ
のkoboとKindleの発表が、日本の書籍市場のカンフル剤をなってくれる事を期待します。


ではでは



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