日本の電子書籍リーダーの苦戦 kobo vs Amazon アマゾン優位

日本の電子書籍リーダーの苦戦 kobo vs Amazon アマゾン優位

NY timesにkoboとkindleに関する面白い記事があったので翻訳してみました。
元記事:Japan’s E-Reader Industry Struggles to Keep Up as Amazon Takes the Lead

日本のeコマースのトップ企業である楽天が、2012年の7月にkoboを発表した時、CEOの三木谷氏は、日本最大の出版社である講談社の社長である野間氏にGiftを送った。 

それは「打倒アマゾン」と書かれたTシャツで、三木谷氏は、両社がデジタル対プリントの日本における争いをとことんまで続ける意思がない事を示した。
楽天kobo aura と kindle paperwhite2 打倒アマゾンTシャツ 

しかしこの提携は対アマゾンでは余り意味をなさなかったようだ。

その発表の約4ヶ月後にアマゾンはkindleを日本に投入し、すぐさま市場の38.3%締める(MMR社調べ)電子書籍リーダーとなった。約5ヵ月早く発売された楽天koboはkindleの機制を制したが、同じ12か月の期間で、電子書籍リーダー市場の33%を占めるに終わった。

また2012年までに市場の半数を独占する事を目標としていたSonyも、なんとか25.5%をするに留まる事となった。

既に14ヶ国でkindleを販売しているアマゾンの日本での展開は、とても遅いものとなった。アマゾンのスポークスマンであるKonishi Misaoは、日本市場におけるの自社の目標を語る事はしなかったが、アマゾンの野心への見識を提供し、以下の様に語っている。

「あらゆるの言語のあらゆる出版書籍が60秒で購入できる」そして「日本でこのビジョンを達成するには、やならければならない事が沢山ある。」と。 このアマゾンの短期間での成功は、日本の他社の苦労とは非常に対象的だ。

アマゾンの出現まで日本の電子書籍リーダーは利用者の期待に応えられずにいた。Sonyは2004年に、Einkのテクノロジー(LIBRIe)を使った最初のリーダーを発売している。

しかしLIBRIe(白地に黒の文字を表示する初期のkindleのようなもの)の購入者は、複雑なマーケットプレイスで本を借りるのに悩まされた。(書籍の購入は不可)
ソニーの電子書籍リーダー LIBRIe

一方Amazon.comで電子書籍を購入できるようにkindleを開発したアマゾンは、2007年のアメリカでの発表とともに瞬く間に成功を収める事になる。

ソニーは同年LIBLIeの販売を停止する事となった。購入できる書庫を改善した後に販売した後続のリーダーでも、ソニーは大きな成功を収められてはいない。

日本は世界の電子書籍リーダーの販売数には余り貢献してはない。IDCによるとその日本での販売数は1990万台と見積もられている。MMR社のよると昨年の販売台数は47万台としており、2014年は10%増の53万台の販売が予想されている。

ソニーとトロントに拠点をおくkobo社を購入し、2011年11月に電子書籍リーダーのビジネスに参入した楽天に対するアマゾンの勝利は、積極的な価格設定で始まった。Kindle Paperwhiteは7,980円で販売され、アメリカでの販売価格より約4000円安いだけではなく、楽天のkoboとソニーのPRS T2と同じ価格設定になっている。

電子書籍市場でシェアを獲得を目指して、楽天は7月にkoboリーダーの価格を5,480円に値下げした。9月に欧米でハイエンドモデルのkobo aura HDが発売された後もこのベーシックモデルの販売に注力している。

アマゾンが勝利したのは、価格面だけのせいではない。「電子書籍革命の真実」の著者であるNishida氏は「kindleの日本での成功は、アメリカでの成功と同じ理由です。」と語り「アマゾンのWebショップが一番使いやすく、一番理解しやすい。」からであると分析している。
アマゾン kindle ストア 

ソニーや楽天の電子書籍リーダーは技術的にkindleに劣っているわけではなく、kindleのマーケットプレイスが一歩先をいっているからだとNishida氏は語る。

昨年10月に開始された日本のkindleストアは、14万タイトル以上の日本語書籍を提供している。
過去30日間で言えば7,000タイトル以上が追加されている。

一方koboストアも13万タイトル以上を揃えているが、その制限ある検索機能は、在庫書籍を検索する事を困難にしている。 ソニーの方はは10万8千タイトル以上に日本語の書籍をストアで提供している。

Kindleの出現以前は、koboとソニーのマーケットプレイスは8万タイトル以下しか提供できていなかった。
楽天もソニーもマーケットプレイスの人気がなく、日本の二大出版社である講談社と小学館に、電子書籍による利益創出の可能性を上手に説明できていなかったのである。

アマゾンは、米国での電子書籍販売の経験を日本に持ち込んだが、それは収益が減少しているものの、どっちつかずの立場をとっている日本の出版社に大きな影響を与えた。

出版物研究所によると、日本の雑誌・書籍の販売は2012年に3.6 % 減少し、8年連続の売上減少となっているが、 電子書籍の販売は推定で18 % 増加し、日本の電子出版の成長の可能性と期待は、文化庁によって先月アナウンスされた著作権法改革の提案により、更に増加している。

海賊行為の防止と電子書籍業界の発展を目的としたその変更点は、来年の議会の議題にのぼる予定だ。

日本自動車連盟の26歳の従業員のTakada Naoさんは都内の書店を訪れていたが、彼女は世界の他の部分の読者家同様に、今後そこで本を買う機会は減るかもしれない。

彼女は「小さくて持ち運びやすく、書籍をブラウズして購入しやすいのでKindle Paperwhiteを購入した」と語り、そして「私は今でも書店に足を運びますが、たいていの場合は書籍を探すだけで、実際の購入は、家に帰ってアマゾンでダウンロードして行う。」と語った。

100年以上の間、中古や専門の本屋街として有名な、東京の神保町周辺にある小宮山書店のKobayashi Hiroshi氏は、「後でダウンロードする予定の本のスナップ写真をスマートフォンで撮っているお客様が時々います。」と語る。

それでもまだ彼はkindleは彼の暮しへの脅威になると思ってはいないと言う。-今のところは。
楽天とアマゾンと神保町の書店 

「いずれ、これらの希少な古い書籍の電子版も作られる事となるでしょう。」とKoboyashi氏は言い「そうなると私も少し心配になると思います。」と答えた。


NYタイムズの記事なので、かも知れませんが、38.3%(Kindle)対33%(kobo)と記事中で書いているにも関わらず なんかもう日本での電子書籍リーダーの争いはkindleが完勝で勝負あり、みたいな記事ですね。。。

これだけ、kindleが他の電子書籍端末と接戦を演じている国は日本くらいのような気がしますが。

それ以外は当たっているかもしれません。最後なんてもう日本の神保町の書店の心配までしてくれています。余裕です。NYタイムズ優しいです。

書店の方もなにか他人事のような余裕さを感じさせますが。。。

世界で稀にみるiPhone大好き国家の日本ですから、長いものに巻かれろでKindleの優勢がさらに増すと個人的にも予想はしてます。一極集中しても、シンプルさと洗練さこそ至上という感じでしょうか。

私としては、競争が無い事の弊害への心配もありますが、それとは別に雑多な感じが好きなのでkoboちゃんに粘って頂きたいものです。


ではでは



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