楽天Kobo アマゾンKindle果たして真の勝者は?

楽天Kobo アマゾンKindle果たして勝者は?

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楽天koboとアマゾンKindleの日出ずる国での戦が始まりました。コンテンツ市場(書籍、音楽等)で、世界第2位の市場のパイの奪い合いの開始です。

まだKindleに関しては発送すら始まっておりませんので、この第一次大戦の勝者を決めるのにはデータが足りませんが、この戦いで、現時点の勝者を敢えて決めなければいけないとすれば、それは上記のどちらでもなく大手出版社ではないでしょうか。

ついこの間まで、電子化の流れと、アマゾンのKindleという黒船の存在に戦々恐々としていた出版業界ですが、楽天Koboの登場により息を吹き返したと言えます。
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アマゾンとの交渉で劣勢に立たされていた出版社には(実際交渉の噂が立ちは消えていた)、日本企業であり、文字通り話の通じる相手である楽天が急遽電子書籍端末市場に参入した事は、正に助け舟の登場に思えたのではないでしょうか。

アマゾン側は、楽天の電光石火の参入発表と間髪を入れないサービス開始により、出版社との契約合意が待ったなしになり、他方、出版社側は、楽天という話の分かる交渉相手と、対アマゾン用の交渉カードの両方を同時に手にした事になりました。
(実際三木谷氏は日本の既存の出版業界への理解を示すパフォーマンスを行っています。)

KindleストアとAmazonストアの大手の書籍の価格が一円単位まで同じなのを見れば、出版社が価格決定権を手放さないで済んだ(もしくは有利な条件を引き出した)事が推測されます。実際、楽天の影がチラつくアマゾンは、より出版社側の意向を汲んだ契約を飲まざるを得なかったはずです。

では、敗者は誰でしょうか?

上述は単なる私の憶測の話ですが、もしこれが正しいのならば、敗者は消費者という事になってしまうのではないでしょうか。電子書籍端末(KindleやKobo本体)の価格が低く抑えられたのは、この二社の競争が良い面で現れたのだとは思いますが、逆に言えば、彼らはそこでしか競争をさせて貰えなかったのではないでしょうか。

端末価格が安くなり、この二社の争いを歓迎している人も多いと思われますが、長い目で見れば、たかが数千円の違いであり、その為に電子書籍の価格が、出版社側に握られ据え置きになるとしたら、消費者がこうむる損は数千円どころではありません。

ある意味、黒船が壊すはずだった古い悪習、既得権益者の息を一時的に延命させてしまったとも言えるのかも知れません。

日本の出版社 電子書籍講談社や小学館、集英社など国内大手出版31社は3月24日、一般社団法人「日本電子書籍出版社協会」を正式に発足
※講談社や小学館、集英社など国内大手出版31社は一般社団法人「日本電子書籍出版社協会」を設立。

ただ、希望的観測をするならば、やはりそれも一時的な延命に過ぎず、電子書籍の市場が拡大し大きな利益が上がるようになれば、行く行くはユーザのインターフェースであるアマゾン、楽天等が力を持つことになり、出版業界との力の均衡が生まれ、書籍の価格競争も産まれていくかも知れません。


話を楽天KoboとアマゾンKindleに戻します。客観的データがまだ何もない状態ですので、単なる個人の感覚の域を出ないですが、楽天koboが思ったよりも健闘しているのではないでしょうか?

アマゾンKindleも相当楽天koboを意識していると思われます。日本でのKindle投入の発表は、明らかに当初予定より早まったでしょうし、Glo発表後には端末価格も下げざるを得ませんでした。散々近日発売と焦らした後に、11月発売開始と発表しましたが、端末が十分に用意できなかったのか、今予約すると"近日"は更に遅れて来年からです。明らかにペースを乱されていると言えます。なかなか近日発売から動きがないので、KindleじゃなくてKinjituと揶揄されているとも。
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三木谷氏のよく言うスピードが、アマゾンの計画を狂わせたと言えます。スタートの失敗で批判も受けましたが、Kindleに先んじてTouchを発表し、その後Kindle発売が発表された時点で、今度はGloの発表を被せるという計画は当初の予定通りだったと思われますし、このスピード感があってこそ取り得た戦略です。

それでもまだまだ知名度、規模ともにKindleには到底及ばないでしょうし、リスクも恐れぬそのスピード戦略は、楽天が弱者であり、それを自認しているからこそ、"とらざるを得なかった戦略”だったとも言えます。

第一次大戦は始まりの火蓋が切られたばかりです、楽天には息が続くように次の戦略を練って欲しいものです。もちろん消費者に有意義な方向で。

関連記事:Kobo GloとKindle paperwhite比較10番勝負


ではでは

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